「まなびあい」を勉強してきました(1)

ご存知ない方には「なんのこっちゃ?」なタイトルですが、「まなびあい」を学んできました。(実際に勉強会にいってきたのは昨年の11月です;;)

勉強会に参加させていただいた段階で、僕の「まなびあい」に関する知識は全くのゼロ。なんとなく語感から「おたがいに教えあうってことかなぁ?」ぐらいの漠然としたイメージでした。

勉強会がはじまり、上越教育大学の西川先生が登場、「まぁ、とりあえずこれを」という具合で一本のVTRが再生されました。映し出されたのはとある小学校の教室、このクラスは今日はじめて「まなびあい」での授業を行うということでした。

算数の授業の冒頭、担任の先生が「今日は~(テキストの範囲)の問題をやります」続けて「今日の目標はクラスの『全員』が~をできるようになることです。一人でも出来ない人がいたら失敗ですよ。」そう説明して(実際にはもう少し長い説明でした)授業が始まりました。それきり、先生は教科書を読み上げることも、板書しながら説明することもありません。

しばらくの後、教室に広がっていた光景は・・・

既に課題をクリアした子供たちが「教えて欲しいひといませんか?」と声をあげながら教室をめぐり、まだクリアできていない子達は、ためらわずに手をあげて「はいはい!」、そして次々と「教えてもらう側」が「教える側」へと・・・。この日の授業には普段特別支援教室で授業を受けているこのクラスの児童も一緒に参加してもらっていたのですが、その子の周りにも数人のクラスメイトがやってきて生き生きとやりとりしています。

拙い文章では伝え切れそうにありませんが、なかなかに心動かされる光景です。なぜこういうことが起こったのでしょうか。

また続きを書きます。

大阪市教育センター、奈良女子大学付属小学校を訪問しました

去る12月28日、大阪市教育センター、奈良女子大学付属小学校を訪問しました。

まなゲーらんどの取り組みや公開している学習ゲームについてお話し、話を聴いてくださった方それぞれのお立場からご意見を伺いました。

さまざまに意見を伺いましたが、興味深かったのは利用者にとってプラスになるはず(と、こちらが考えている)の機能や制作上の方針が、公的な機関からの推薦・学校組織での活用という点では却ってマイナスに働いてしまう場合があるということがはっきりと分かったことでした。同時に、まなゲーらんどが提供しようとしているメリットそのものについては、やはり需要・支持があるということもあらためて確認できました。ゲームのタイプや使用する機能など、選択の幅を持てるようにすることで、より多くの方々に利用していただけるようになると感じました。

伺ったご意見の詳細はここでは省きますが、今後の制作に反映させて行きたいと思います。年の瀬のお忙しいところお時間を割いてくださった皆様に心から感謝します。ありがとうございました。

追記:意見交換等に応じて下さる教育関係者の方を募集しております。メールでのやりとりでも結構ですし、直接お話させていただけるならなお歓迎です。お待ちしております。(もちろん、一般の利用者の皆様からのご意見・ご感想も大歓迎です!)

管理者:池田へのお問い合わせはこちらから

サイト名を「まなゲーらんど」に変更しました

19online.netは2010年1月1日をもってサイト名を「まなゲーらんど」に変更しました。まなび×ゲームで「まなゲー」です。以前の記事で、硬すぎる「エデュテインメント」というジャンルではなく「まなゲー」とでも呼んではどうだろう、という話を書いていましたが、それをサイト名に採用しました。

08年後半から09年は、サイト運営を本格化すべく、さまざまに活動しました。結果的に当サイトそのものは殆ど更新されないという状態になってしまいましたが(これについての反省や今後の方針についてはまた後ほど)、知識・経験・技術・人脈など様々な面で成長できたと思います。今年はこれらを活かして実際にサイトの拡大・活性化につながるような活動を行っていきたいと思います。 本年もよろしく御願い致します。

ご意見・ご感想への回答

メールアドレスの記入がなく、返信できなかったものを中心にこちらで回答します。

<ご意見>
グラウンドマスターコースをやるときに学校名や担任の先生の名前など個人情報を聞くのはおかしいと思いました。後,私は5年生なのでもっとむずかしいのを入れてください。簡単すぎて困ります。勝手な意見をたくさん書いてごめんなさい。

前半は誤解です。個人登録ページで学校名や先生の名前を尋ねることはありません。おそらく間違えて先生登録用のページを開かれたのだと思います。後半ですが、頼もしい回答ですね。個人登録が完了すれば少数や分数の問題もできますよ。

<お問い合わせ>
最近まで普通に計算ゲームができていたのに、急に計算を始めようとしたら、自動的に0が入力されてしまいます。それですべて負けで自動的に終わってしまうのですが、なぜでしょうか?

おそらく、キーボードのいずれかのキーに接触の不具合があるか、あいている手でどれかのキーをおしっぱなしにしてしまっているかのどちらかだと思われます。アリスメティックマスターズ2では、数字キー以外のキーがおされるとすべて0として扱う仕様になっています。これにはshiftやcntlなど文字が表示されないキーも含まれます。

<ご意見>
算数も、漢字のように、ポイントを作り景品交換などをしたいです。理由はその方がやる気がでるからです。私がこの内容を送るのは、4回めです。どうか、本当に宜しくお願い致します。

4回目ですか、何度もすいません;; 残念ながら、現在のところ無料で遊んでもらえる状態を続けるので精一杯で、新機能の追加にまわせる人手と予算がないのです・・・ごめんなさい。がんばります。

教育情報化コーディネータ検定に合格しました

知名度はまだまだかと思われますが、教育情報化コーディネータという資格がありまして、地域や学校教育の情報化をコーディネートするための知識(ネットワークやインターネット、教育行政など様々)を有する人材を認定するものです。私は去年にその存在を知ったのですが、迂闊にも受験申込み時期を逃してしまい、1年まってようやく受験することができました。

6月に試験が行われ、なんとか無事合格となり先日認定書が送られてきました。検定に臨む過程で、色々と復習したり新たに勉強したりできましたので、今後のサイト運営活動に役立てたいと思います。当サイトをご利用の皆さんには学校関係者の方も多いようですし、なにかお役にたてることもあるかもしれません。お気軽にお問い合わせ下さい。

お便り紹介(?)

あまりにため込みすぎて、とても全て紹介できない状態になってしまいましたので、比較的多く頂いたお問い合わせなどについてまとめて紹介・回答させていただきます。

・漢字王の王国について、新しい武器・防具の要望を頂いています。

現在も、くじびきの景品として若干装備はかえられますが、やはりRPGには装備のレベルアップがつき物ですからね。とはいえ、装備によって強くなってしまうと、ゲームとしてはともかく、教材としての機能が失われてしまう危険が大きく、バランスをとりつつこれを導入するのは難しいところです。何かいいアイディアはないものですかね。

・漢字王の王国について「読み込み中」のまま進まないというご指摘があります。

この数ヶ月で数件、頂いているのですが、テストでは全く問題は発生せず、原因不明です。漢字王はよくも悪くも、ここのところ全く更新・変更がなされていませんし、サーバがダウンしたりということも関係なさそうです。ご指摘いただいた方から、数日後に問題なく使えるようになった旨をご連絡いただくなど、ますます謎な状態です。とりあえず情報を集めている状態です。同じ症状の方がいらっしゃればご利用環境などお聞かせ願えると大変助かります。

・アリスメティックマスターズ、漢字王についてキー入力対応の要望があります。

 アリスメティックマスターズについては、すでにキー入力対応済みです。漢字王の方はちょっと作業量が多いので、まだしばらく現状のままとなりそうです。現時点で漢字王が一番古いコンテンツとなりましたので、出来るだけ早く新バージョンに切り替えたいと考えています。なかなか進まないですが;;

ご意見・ご感想をおくってくださったみなさん、本当にありがとうございます。返信・紹介が出来なかった方々、大変申し訳ありません。全て目を通しております。今後の開発・更新に役立てて行こうと思いますので、今後とも当サイトをよろしくお願いいたします。

アリスメティックマスターズ2に問題追加しました

算数ゲーム:アリスメティックマスターズ2のグランドマスターコースに、「かず」ジャンルの問題13種類を追加しました。

1年生~4年生向け問題です。

大きな数の問題で、漢数字⇔アラビア数字の置き換えの出題・採点をつくりましたが、最近は桁数の多い数を漢数字で書くということをほとんどしていなかったので何だか新鮮でした。億を超えるような数になると文字数がすごいことになるので、出題された数字を見てあまりの長さに吹き出しそうになったりしながらの開発でした。

問題があまりに長いと、入力作業そのものの煩雑さが重くなりすぎて、本来の目的である学習効果がそがれそうだったので、下数桁についてはゼロにしてしまうような処理を行ないましたが、どうせなら「一億百ニ」などの「とびまくり」問題が出た方が面白い気もしますので、そのあたりの処理の組み方にまだまだ工夫の余地がありそうです。

皆様のご意見・ご感想、お待ちしております。

アリスメティックマスターズ2の公開開始です

4月8日より算数ゲーム「アリスメティックマスターズ」のアップグレード版である「アリスメティックマスターズ2」の公開を開始しました。本作の特徴としては、

1、アニメーション・サウンド・操作性などのゲーム要素全般が強化されました。

2、問題の種類ごとにチャレンジ回数・クリア回数が記録され、初挑戦時と自己ベスト記録時の平均回答タイムおよび正解率も同時に記録されるようになりました。これによって「どのくらいがんばったか」「どのくらい伸びたか」を数値として把握することが可能になりました。

3、2のデータを一括で表示・管理できる「管理者ページ」が設置されました。

4、従来の四則計算に加えて、分数の問題が追加されました。さらに「かず」」「かたちと図形」などの問題の追加が予定されています。

本作には「けいさんコース」と「グランドマスターコース」の2コースが用意され、「けいさんコース」では「計算」分野の全問題がプレイ可能です。上記の2・3の機能が使用できず、追加された問題も一部しか利用できませんが、一切の登録作業不要ですぐにプレイできるようになっています。「計算コース」は既存のアリスメティックマスターズ1の単純なアップグレードと考えていただけば良いと思います。

新機能・新問題追加の「Gマスターコース」では、使用前に登録が必要となります。こちらのコースはプレイヤーを小学児童のみに限らせて頂くため、「先生登録」制をとらせていただきます。まず、先生にご登録頂いた後、先生から児童の皆さんにユーザ番号・パスワードを発行していただく形となります。お手数をおかけして恐縮ですが、興味をもたれた方はぜひ担任の先生等に依頼して登録作業を進めて頂けるようお願いいたします。(先生登録のみメールアドレスの記入が必要ですが、お預かりしたメールアドレスは、当サイト管理者からのご連絡を行なう以外の目的では一切使用致しません。児童のみなさんの個人情報をお答えいただく必要はありません。)

 追加問題の開発状況などにつきましては、あらためてこちらのブログ上で報告させて頂きます。