タブレットと学習ゲームを活用した学習意欲解放への取り組み(1)

取り組みレポート:啓発小学校(1)

株式会社まなゲーは、学校や先生と連携して、タブレットPCと学習ゲームを活用した児童の学習意欲解放の為の取り組みを行っています。今回は大阪市立啓発小学校との第1回目の取り組みの様子をレポートします。

タブレット

この取り組みの狙いは、学習ゲームを用いた活動を通じて、子どもたちに勉強について改めて考えてもらい、自分と勉強の関係を見つめなおす契機とし、彼ら彼女らの意欲や自信を解放していくことにあります。

それらの解放の結果のひとつとして、基礎学力の向上が見られるものと期待していますが、何よりも彼らの気持ちをサポートすることに重点を置いている点に特徴があります。

11月19日(火)

第1回目は池田が進行させていただきました。先生にごく簡単に池田を紹介してもらい。児童にはあまり事前に情報を与えずにスタート。

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(池田俊明と申します)

「好きだったら拍手!」ゲームでアイスブレイク。画面に表示されるものが好きだったら拍手。「ラーメン」などの食べ物からはじまり、「マンガ」「アニメ」と来て、「ゲーム」で拍手が最大化。直後の「勉強」出現で見事なまでにピタリと拍手がとまりました。

ひとしきり笑いあって雰囲気がほぐれたところで話を始めます。

「僕の仕事では、一番人気のゲームと一番不人気の勉強、このふたつを扱っています。」

これだけ伝えた後は、自己紹介は後回しにしてさっそく質問にうつります。

「勉強とゲームはどこが違う?」

おもしろい⇔つまらない から、徐々に具体的なポイントに。程なく、画面の動きやサウンド、キャラクターなどゲームらしさを構成する要素が次々あがってくる。みんなスルドい!

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ゲームでは何か操作をするたびに上記要素が組み合わさって反応がおこる。勉強にはこれらが全くない。というところまで進んだところで質問を変更。

「じゃあ、ゲームと勉強の似ているところは?」

頭を使う!ナイス。手を使う目を使う。うんうん。

「僕が注目してるのは『くりかえして強くなる』です」
「ゲームだって繰り返さないとうまくならない。しかも操作そのものはとっても単純。」
「だから、ゲームって実は『くりかえせる仕組み』の塊なんです。」

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で「今、こんなのをつくってます」とモニターに現在制作中のダンドリ(ダンジョンズ&ドリルス)を見せる。画面説明をしているうちにも、子ども達がソワソワしはじめているのが伝わってきます。

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「じゃあ、ちょっとみんなでやってみようか」
『よっしゃー!』

先生からグループ分けの指示とiPadの配布をしてもらいスタート。
啓発小学校では来年度から1人1台体制が整う予定だが、現在はクラスに10台。
5人グループに別れ、ひとり1分ずつ交代で3順ほど体験してもらいました。
どういう反応になるかとちょっと緊張しましたが、非常に良い感じで盛り上がりました。

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子ども達の顔に集中した表情と笑顔が入れ替わり現れるさまが印象的。

授業開始時にちょっと斜に構えた感じだったり、やる気のない雰囲気をだしていた子どもほど、熱心にやっている傾向が面白く、実際、終了を告げられても一番最後まで粘っていたのは、はじめ小声で「おもんなそ」とか言っていた子だったとか。笑

各グループでゲットしたモンスターの数など発表して、再び僕の話へ。
(ダンドリではある程度成果をあげるごとに、出現したモンスターを捕獲できる仕組みになっています。)

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「今更ですが自己紹介」

『え?』
『ホンマにいまさらやw』

こういう細かいところにもちゃんとリアクションがあるのが嬉しい。

出身や、小学校低学年の頃、先生に酷く扱われたこと、勉強に苦しんだこと、なぜか塾の先生になったこと、塾の仕事で勉強に押しつぶされる子供たちを沢山みたこと、彼らの「わからない」には応えられても「とりくめない・くりかえせない」を支援することがとても難しく無念だったこと。そこから今の仕事を始めるようになるいきさつなどをお話ししました。

そして最後、

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「勉強ってなんだろう?」
「勉強ぎらいってどういうことだろう?」

A君(宿題にとりくめない小1)、B君(九九ができない小4)ふたりの事例をあげながら、彼らに対して、ゲーム的仕組みを用いて目先を変えてあげたところ、劇的な変化が起こったことを述べた上で、みんな自分のことを「勉強ぎらい」だと言うし、大人もみんなに対してよく「勉強ぎらい」とか「やる気がない」とかいっちゃうけれど、みんな本当に「勉強が」嫌いなのかな。「やる気のない子」なんて僕はみたことないんだけど、ホントにいるんかな?という話をしました。

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結論は出さず。これから一緒に考えていこうね、ということで本日の授業は終了。

この最後の硬い話を、子ども達が非常に集中した表情で聞いてくれたことに(それを狙っていたのではあるけれど)とても驚きました。「自分ごとと」して聞いてくれたのだなと確信しました。

次回予告

「ダンジョンに出現するモンスターたちを、みんなにデザインしてもらいます!」
「39人全員分のオリジナルモンスターをダンジョンに出現させます」

おおー、っと盛り上がって休憩時間となりました。
第2回ではモンスターデザインを通して、自分のなかの「勉強」を見つめなおしてもらいます。

<第2回レポートへ続く>

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