極端一致(Extremes meet)な子育てがしたい

両極端イメージ

こんにちは、まなゲー池田です。
僕がデジタル・テクノロジーやデータサイエンスを子どもに学ばせたいと思うのと同時に、自然に触れ、観察し、できるだけ色々な方法でそれを味わう経験をつませたいと思うのは、どちらも同じ気持ちからきています。それは『この子の人生が豊かで面白いものとなりますように』という実にシンプルで当たり前の気持ちです。

リアルなマテリアルの世界と、バーチャル(デジタル)なデータの世界、これらは一見して両極端であるように見えます。確かに両者は真逆な存在です。でも同時に、実際のところ、僕らは両者が不可分に入り混じった世界で暮らしているというのもまた確かなことです。今後テクノロジーがさらに発展することで、リアルとバーチャルはより遠ざかるとともに、より緊密に混ざり合っていくことでしょう。

ですから、日々なんとなく過ごしている(過ごさせている)と、そこで積み重ねられる経験の中身が、実に中途半端なことになってしまいます。都市生活でより顕著ではあるでしょうが、かなりの田舎に暮らしていたって、それほど変わらないようです。僕はど田舎で生まれ育ちましたが、時折帰省して、付近をうろうろ散策しても、地元の子ども達が(僕の子ども時代のように)がっつり自然と遊んでいるところなど、ほぼ見かけることはありません。都会の子たちと同じく、自由時間の大半を、ウチの中でゲームや動画と過ごしているのでしょう。そう、どこだって大して変わらないのです。

そうして中途半端に過ごす日々を経て、子ども達は、リアル世界のこともバーチャル世界のこともろくに知らない若者に育つでしょう。それってすごくつまらない。

両極を(体験として)知り、どちらに対しても高い感性を持つ。そういう若者に育てたい。その後、どう生きることを選ぶにせよ。その目に世界はより彩り豊かで奥ゆき深いものに映るだろうと思うのです。

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